「ポケモンを捕まえた場所」の表示についての仕様

Ikkaku
ポケモンを捕まえた場所がどのような仕組みで決まるのか、捕獲方法別にまとめました。


本記事は、速報板への投稿内容をまとめ記事として編集・加筆修正したものです。
2022年9月29日、野生ポケモンとレイド産ポケモンを中心に仕様変更が行われました。本記事は2022年9月28日以前の仕様となります。

野生の場合①

野生ポケモンを捕まえた場所はOSMのS2セル[Lv10]で決定されます。正確にはS2セル[Lv10]の中心地点で捕獲した扱いとなる模様。セルが複数の自治体にまたがっている場合は、セルの中心地点の住所が捕獲場所として表示されます。
なお、トレーナー自身の立ち位置ではなくポケモンの出現したソースの座標で場所が判定される様で、セルの境界線付近ではソースがどちらのセルに含まれるかで捕まえた場所が決まります。

[例]
兵庫県の高砂市は図のように、市域にかかるS2セル[Lv10]の中心(セル内部の補助線の交点)がすべて市域の外にあるため、高砂市内で捕まえたポケモンでも、図の中央の南北のセル境界線より西で捕まえれば捕獲場所は「姫路市」、境界線より東だと「加古川市」に。このため、野生で「高砂市」産のポケモンは存在しないことになります。


野生ポケモン同士の交換もセルの中心で間の距離が算出されるため、離れた場所で捕獲した野生ポケモン同士の場合でも捕まえた場所が同じセル内であれば距離は「0.0km」。その後はセルをまたぐ度に距離が段階的に変化することになります。
なお、兵庫県南部ではセル一辺が7.9kmのため野生同士の交換距離も0.0km→7.9km→13.7km→15.7km→…と刻んでいきますが、セルの大きさは地域によって若干異なる模様。みんポケマップで表示されるセルを元にほかの地域のセルを調べたところ、札幌市付近や那覇市付近は一辺が8.8km前後、東京都心付近や福岡市付近は8.2km前後となっていました。

野生の場合②(海の近く)

「海岸付近で捕まえた野生ポケモンの捕獲場所が「日本」としか表示されない。」と言う話をよく聞きますが、これもセルの中心地点の住所を採用していることから起こる現象。OSMでは原則として海上に詳細な住所が設定されていない様で、セルの中心が海上にあると、陸地で捕まえたポケモンも海上のその地点で捕まえた扱いになるため具体的な捕獲場所が表示されないと考えられます。ただし、海の近くで捕まえたポケモンでもセルの中央が陸地にある場合は通常通り場所が表示されます。また、Androidの場合は「日本」の表示のみですが、iPhoneでは「日本」に加えて都道府県名までは表示される様です。(市町村レベルまでは表示されない点は同じ。)

[例]
広畑駅周辺(図中の赤囲み)は姫路市ですが、広畑駅を含むセルの中心が海上にあるため、広畑駅周辺で捕獲した野生ポケモンの捕まえた場所の表示は「日本」のみ。


[例]
エコパークあぼし(図中の赤囲み)は埋め立て地にあって海のすぐそばの公園ですが、セルの中央が陸上(網干駅付近)にあるため、この公園で捕獲した野生ポケモンの捕まえた場所は「姫路市」になります。


なお、「日本」としか表示されていなくても内部データとして場所の座標は記録されている様で、交換の際は他の野生ポケモンと同様にそのセル中心から起算されます。

レイド産の場合①(現地参加)

レイド産も野生ポケモンと同様に、捕まえた場所はOSMのS2セル[Lv10]の中心で決定。
なお、場所の判定はトレーナー自身の立ち位置に関係なくジムの位置で判定されており、例えばゲットチャレンジ中にセルを跨いだとしても捕まえた場所はレイドに参加したジムの位置で決まります。

交換距離についても野生同様、ジムのあるセルの中心から起算されます。

レイド産の場合②(リモートレイドへの参加の場合)

リモートレイドに参加した場合も、上段の捕まえた場所(『リモートレイドで捕まえた』表記)はレイドが開催されたジムのあるセルの中心が表示されます。ただし、2020年10月以降に表示されるようになった下段の捕まえた場所(『場所』表記)については捕獲時にトレーナー自身が立っていた場所が表示されますが、こちらはセル準拠ではなく、その地点のピンポイントの住所が適用されます。また、フレンドから招待を受けた際、招待画面(レイド一覧)に表示されるジムの場所も住所準拠となっています。

[例]
高砂市内にいる時、同じく高砂市内のジムからレイド招待を受けた場合、招待画面に表示される場所は高砂市(住所準拠)、ゲットしたボスポケモンの捕まえた場所は上段が加古川市or姫路市(セル準拠)、下段が高砂市(住所準拠)になります。

交換距離についてはジムの場所(上段)が適用され、ジムのあるセルの中心から起算されます。

リワード産(リサーチ、バトルリーグなど)の場合

野生と違い、ピンポイントで捕獲時にトレーナーが立っている地点の住所が適用される模様です。同じセル内でも、高砂市内で捕獲すれば捕まえた場所は高砂市で表示、加古川市内で捕獲なら加古川市で表示されます。
また、裏ストックの場合はリワードを開封した時点ではなく、最終的にボールに収めた時点の立ち位置が該当します。

交換距離についてもピンポイントの座標で起算される様です。そのため、野生やレイド産と違い、0.1km刻みで交換距離が変化します。

タマゴ産の場合

タマゴを入手した場所(上段の「手に入れた」欄)、タマゴが孵化した場所(下段の「かえった」欄)、ともにセル準拠ではなく各地点の住所準拠になります。
なお、ポケストやジムからドロップしたタマゴの場合、入手した場所はその時点のトレーナーの立ち位置によらず、ポケスト・ジムの位置で住所が判定されます。(ポケスト・ジムの住所はギフトを拾うことで確認が可能。)7kmタマゴもギフトの送り主がまわしたポケスト・ジムの住所、12kmタマゴもロケット団リーダーが占拠していたポケストの住所が適用されています。
一方で、週間リワードの5km・10kmタマゴやロケット団リーダー(気球)の12kmタマゴについては、タマゴを入手した時点のトレーナーの立ち位置の住所となります。

交換距離についてはタマゴを入手した場所(上段)が適用され、リワード産と同様にピンポイントの座標で距離が起算される様です。

ちなみに余談ですがチームリーダーによるステータス評価画面では、捕まえた場所がタマゴを取得した場所になっているのに対して、捕まえた日はタマゴが孵化した日になっています。

その他・補足・未検証項目など

  • おこう湧きのポケモンやふしぎなはこのメルタン、スナップのサプライズ(ドーブルなど)は野生と同様。捕まえた場所はセル準拠。
  • ロケット団(リーダー含む)からのシャドウポケモンも(ポケスト・気球によらず)捕まえた場所はセル準拠。ポケスト占拠の場合はそのポケストを含むセル、気球の場合は気球が出現した時点のトレーナーの立ち位置を含むセルが適用されます。
  • 「今日のポケモン」は住所準拠。ただし、捕まえた場所の欄が通常の野生ポケモンと同じ「野生で出会った」になっているため、表記上は通常の野生ポケモンと同じ扱いながら、通常の野生ポケモンではありえない捕獲場所にすることが例外的に可能。
  • ポケストからのタスクリワードが実装された当初(2018年4月実装~6月過ぎまで)のリワード産ポケモンは捕獲場所が表示されず「不明」。【野生の場合②(海の近く)】とは違って捕獲場所の座標データは記録されていない可能性が高く、交換に出した際も交換距離が表示されませんでした。
  • リワード産とタマゴ産のポケモンは交換に出すと、交換画面までは先述通り住所準拠で捕まえた場所が表示されますが、交換が終了すると何故かセル準拠の場合の地名に書き換えられてしまいます。
  • セルの中心が海ではなく川や湖だった場合、野生・レイド産ポケモンの捕まえた場所が海と同様に「日本」のみになるかどうかは未検証のため不明。海と違って川や湖の中まで市町村境界が引いてある場合が多いのでおそらく具体的な地名が表示されると思われますが、行ける範囲で条件に該当するセルがありませんでした(苦笑)。琵琶湖湖岸(米原・長浜など)にお住まいの方や利根川下流(下総豊里駅のあるセル)にお住いの方、ぜひ情報お寄せください。



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