
GBLプレシーズン総評&採用率ランキング(マスターリーグ)
プレシーズン採用率 リーグ別リンク | ||
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スーパー | ハイパー | マスター |
バトルリーグ(マスターリーグ)のランク9~10帯の400戦以上のバトルを集計し、対戦相手が使用したポケモンの採用数と採用率をまとめました。
集計対象 | |
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集計期間 | 2020年2月25日(火) 〜 3月5日(木) |
リーグ | ![]() |
ランク帯 | 9~10 |
採用率ランキング
第1位:ディアルガ
鋼・ドラゴンは優秀な複合タイプ
ディアルガは鋼・ドラゴンという複合タイプだが実はこの二種類のタイプの組み合わせはとても理にかなっている。ドラゴンタイプの弱点であるドラゴン・フェアリー・氷タイプに鋼タイプが耐性を持っていて、鋼タイプの弱点である炎タイプにドラゴンタイプが耐性を持っていいる。このようにディアルガが持つ二つのタイプを組み合わせることにより四つの弱点を補うことが可能になり、弱点二種類に対して耐性が十種類もある非常に優秀なタイプだ。
りゅうのいぶきが強い
ディアルガが覚えるりゅうのいぶきというドラゴンタイプの通常技は威力がとても高い。ディアルガの攻撃力と合わせることによりドラゴンタイプに耐性がある相手に対してもどんどんダメージを与えることができる。通常技は防ぐことができないためシールドの有無にかかわらず相手に一定のダメージを与えられるディアルガはどんな状況でも安定して活躍していた印象だ。
苦手なポケモンが弱い環境…?
採用率一覧からも読み取れるようにディアルガの弱点である格闘・地面タイプのポケモンはマスターリーグにおいてそれほど使われてはいない。一番高くてもドサイドンの9位(7,37%)となっている。ディアルガの採用率が高いにも関わらずそういったポケモンたちの採用率が低いのはタイプ・ステータス・技のいずれかが原因で使いづらいということだろう。このようにディアルガにとってタイプ一致で弱点をついてくるポケモンが少ない点も追い風となっていたと考えられる。
第2位:ギラティナ(オリジン)
技の一貫性が優秀
ギラティナは主にタイプ一致であるゴーストタイプの技を使っているが実はゴーストタイプは非常に一貫性に優れている。ゴーストタイプに耐性があるタイプはノーマル・悪の二つしかなく採用率上位の29体中4体でトップ5の中には入っていない。ゴーストタイプの対策ポケモンに対してもりゅうのはどうというドラゴンタイプのゲージ技も使うことができるので対策する側としては非常に受けづらい。これによりギラティナは多くの相手に対して等倍以上の打点を確保できるため技の一貫性が優秀といえる。
技性能が抜群
ギラティナは一貫性に加えて技の性能にも恵まれている。通常技のシャドークローはゲージ量を早くためながら一定のダメージも与えられるトップクラスに優秀な技だ。ゲージ技には比較的大きなダメージを与えることができるシャドーボールと、威力は低いが少ない消費ゲージ量で発動できて10%の確率でバフも狙えるあやしいかぜを組み合わせて使われることが多い。この二つの技を併用することで対戦中にどちらの技を使ってくるかわからない駆け引きに持ち込むことができたり、あやしいかぜの追加効果で対戦を有利に進められる可能性があるのは非常に優秀だ。
第3位:メルメタル
優秀な技範囲と技性能
メルメタルが主に使っているいわなだれとばかぢからというゲージ技はそれぞれのタイプを考慮するととても優秀な技範囲となる。岩タイプに耐性がある鋼タイプに格闘タイプが有効で、格闘タイプに耐性がある飛行・虫タイプに岩タイプが有効だ。この組み合わせのどちらにも耐性があるポケモンはマスターリーグの環境にはいなかったため優秀な技範囲といえる。さらにメルメタルは通常技のでんきショックを使ってこの優秀な範囲のゲージ技を圧倒的な速さで打ち分けることができるため、どんな対面でも一定の活躍を見せていた印象だ。
貴重な格闘打点を持っている
メルメタルはばかぢからという格闘タイプのゲージ技を覚えることにより自身が持つ鋼タイプと合わせてマスターリーグ環境トップのディアルガに対して有利に戦うことができる。その他にもカビゴンなど格闘タイプが有効なポケモンは一定数いるため有効な場面は多い。マスターリーグには強い格闘ポケモンがいないため格闘打点を持っているメルメタルは重宝される存在となっていた。
第4位:トゲキッス
環境のトップメタに強い
トゲキッスはマスターリーグ環境のトップメタであるディアルガ・ギラティナに対して強く出られる点が非常に優秀だ。ディアルガに対してはドラゴンタイプへの耐性を生かした通常技での打ち合いに強く、ギラティナに対しては通常技のあまえるによって弱点をつける。ディアルガとギラティナの組み合わせは相性も良く非常に強力なのでこの二体に対して比較的有利に戦える点は評価されていた印象だ。
通常技とゲージ技を合わせた技範囲が優秀
トゲキッスが主に使っているあまえるという通常技はフェアリータイプの強力な技であり、シールドを使った等倍以上の打ち合いにはてとも強い。フェアリータイプに耐性のある鋼タイプには技の通りが悪いため不利をとってしまうが、ゲージ技にかえんほうしゃを覚えることで鋼タイプへの有効打となる。苦手な相手に対して有効打を持っていればシールドを使わせたり状況によっては突破する展開も出てくるためあまえる+かえんほうしゃ(フェアリー+炎)を組み合わせた技範囲は優秀だ。さらに岩タイプのげんしのちからもフェアリータイプが通らない炎タイプに有効でありながら能力上昇のバフ効果も期待できる点もトゲキッスの強みとなる。
第5位:カイオーガ
圧倒的なステータス
今回の採用率一覧の中でもカイオーガはグラードンと並んでトップのSCP(=高いステータス)を誇っている。カイオーガはその圧倒的なステータスを武器に等倍以上の打ち合いでは多くのダメージレースで優位に立つことができるので強力だ。
ゲージ技の範囲が優秀
カイオーガが主に使っているゲージ技には水タイプのなみのりと氷タイプのふぶきは組み合わせた技範囲がとても優秀だ。水タイプと氷タイプの二種類のタイプを併用すると相手の水タイプ以外に対して等倍以上の打点を確保することができる。さらにカイオーガはその水タイプに対しても有効なかみなりを覚えることができるため、すべてのゲージ技を合わせた範囲は非常に優秀だ。ふぶきやかみなりは消費ゲージ量が多く発動するまでに時間がかかるが、カイオーガが誇っている高いステータスによって打てる展開を見出すことができる点も優秀といえるだろう。
環境総評
ディアルガ・ギラティナの二強時代
採用率一覧からも読み取れるようにディアルガとギラティナはどちらも半数以上の採用率となった。両方ともタイプ・技範囲に優れていて数多くの相手と撃ち合うことができるためパーティにも組み込みやすい。単体性能が高いディアルガの苦手なポケモンにギラティナが強い場合が多いためこの二体を組み合わせて使うことでより強力になる。
採用率が非常に偏っていた
プレシーズンが一通り終わり全リーグの採用率を比較してみるとマスターリーグは他のリーグに比べて採用率の偏りが顕著に表れた。各リーグの第1位を比較するとスーパーリーグのマリルリが43.3%、ハイパーリーグのギラティナ(アナザー)が46.12%に対してマスターリーグのディアルガは64.51%と大きく差をつけている。同じようにランキング上位を比較してもマスターリーグは他のリーグに比べて採用率が一部のポケモンに偏っているのがわかる。
採用率が偏った原因は…?
その原因としては他のリーグに比べるとマスターリーグはCP設定が一番高いリーグであることがあげられる。ポケモンにはそれぞれCPの上限があるため最大まで強化してもマスターリーグに適性のあるCPには届かないポケモンがほとんどだ。これによりマスターリーグにおけるポケモン選びの幅は他のリーグに比べて狭く選択肢が少ないため一部のポケモンが選ばれやすい。さらにマスターリーグはCPの上限がないため、この形がより顕著に表れていたといえるだろう。
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