GBLシーズン1総評&採用率ランキング(マスターリーグ)

maro
GOバトルリーグのシーズン1(マスターリーグ)における使用率ランキングと個別解説・環境総評を記載。
プレシーズン採用率 リーグ別リンク
スーパー ハイパー マスター

バトルリーグ(マスターリーグ)のランク9~10帯の1500戦以上のバトルを集計し、対戦相手が使用したポケモンの採用数と採用率をまとめました。

集計対象
集計期間2020年4月11日(土) 〜 4月23日(木)
リーグマスターリーグ
ランク帯9~10

採用率ランキング

順位ポケモン採用率採用数

ディアルガ
77.71%1304体

メルメタル
46.01%772体

ギラティナ(O)
41.78%701体
4位
カイオーガ
28.43%477体
5位
トゲキッス
25.21%423体
6位
カビゴン
15.32%257体
7位
ドサイドン
11.68%196体
8位
メタグロス
9%151体
9位
ガブリアス
8.28%139体
10位
ミュウツー
6.62%111体
11位ギラティナ(A)6.38%107体
12位カイリキー5.78%97体
13位ヒードラン2.8%47体
14位カイリュー2.44%41体
15位ランドロス2.09%35体
16位ラグラージ1.73%29体
17位ローブシン1.49%25体
18位グラードン1.13%19体
19位マンムー0.54%9体
20位ダークライ0.3%5体

環境総評

マスターリーグの覇者!ディアルガ

今回のシーズン1はプレシーズンに引き続きディアルガ採用率ランキング1位となった。さらに驚くべきはその採用率の高さでなんと77,71%という驚異的な数字をたたき出す結果となった。このような結果になった要因としてはディアルガが抜群の汎用性を持っていることがあげられるだろう。ディアルガは極めて対策されづらくどのような相手に対しても一定の仕事ができるため不特定多数と戦うGOバトルリーグにおいては欠かせない存在だったといえそうだ。今後のマスターリーグはこのディアルガの存在を脅かすポケモンが現れるか注目していきたい。

プレシーズンとの比較

今回のシーズン1はプレシーズンと比べてトップ3の中でも採用率や順位に変動が見受けられたためその点に注目していきたい。

ディアルガがダントツの採用率へ

プレシーズンに引き続き採用率1位となったディアルガだったが採用率を64.51%77.71%とさらに13.2%も伸ばしたのは圧巻だった。他のリーグも引き続き1位は変わらなかったがここまで採用率に大きな変化はなかったため要因を探っていきたい。
採用率を伸ばした要因としてはディアルガの単体性能がさらに評価された部分も大きいはずだが、他にあげられる点として後述するギラティナ(オリジン)の弱体化が関係しているのではないだろうか。ディアルガギラティナは同じドラゴンタイプであり両方とも水耐性を生かしてカイオーガへの役割を担っていることから採用率がギラティナからディアルガへ流れた可能性が考えられる。

ギラティナ(オリジン)が採用率ダウン…

プレシーズンと比較してギラティナが2位(50.45%)→3位(41.78%)と採用率を8.67%下げる結果となった。その要因としてはやはりあやしいかぜの威力低下があげられる。あやしいかぜは少ないゲージ量で発動できる重要なダメージソースだったため威力低下の影響は大きかったようだ。具体的にはシャドーボール+あやしいかぜで落とせるポケモンが落とせなくなったり、HP残量の少ない相手を落としきれないケースが増えたことから実戦においても多くの局面で影響が出ていたようだ。あやしいかぜの威力低下やカビゴン対策を考慮してりゅうのはどうを使うギラティナも少なくなかった。さらに今シーズンはギラティナが苦手とするディアルガの採用率が増えたことで環境的にも動きづらくなった点も影響しただろう。このように主力として使っていたゲージ技の仕様変更環境の変化ギラティナの採用率に大きな影響を与えたといえるだろう。

メルメタルの採用率がアップ!

メルメタルはプレシーズンと比べて3位(37.28%)→2位(46.01%)と採用率を8.73%上げる結果となった点に注目したい。採用率を上げた要因としてはメルメタルの最大の仮想敵であるディアルガの採用率が上がったことでメルメタル自身のニーズが高まった点があげられる。他にはメルメタルが苦手とするギラティナの採用率が下がったことで環境的にも動きやすくなった点も採用率アップにつながった印象だ。

ここまでの考察からディアルガが増えたことによってギラティナが減りメルメタルが増えるといった動きはポケモン同士の相性を踏まえても自然な流れといえそうだ。相性から考察される流れがこれだけきれいに結果として現れたことが現在のマスターリーグ環境がいかにディアルガ・ギラティナ・メルメタルの三体で構成されているかを物語っている

第1位:ディアルガ

ディアルガ

抜群の汎用性!

ディアルガステータス・技・タイプのすべてが優秀なためどのポケモンに対しても一定の仕事をこなせる抜群の汎用性を持っている。タイプでは不利な相手に対しても優秀な技を駆使して強引に戦うことが可能になる。GOバトルリーグの実戦においては不特定多数との対面でいかに仕事できるかが重要になってくるのでディアルガはそういった意味でパーティには欠かせない存在となっていた。

りゅうのいぶきが強い

ディアルガが使っている通常技のりゅうのいぶき威力が高いとても強力な技だ。りゅうのいぶきディアルガの攻撃力を合わせることで通常技でのダメージレースにおいて圧倒的な性能を発揮することができる。ドラゴンタイプに耐性を持たれていたとしてもフェアリータイプのような二重耐性持ち以外であれば強引にダメージを与えることができるため非常に強力だ。

理にかなったタイプ

ディアルガが持つ鋼・ドラゴンという複合うタイプは弱点2個に対して耐性が10個もある非常に優秀なタイプだ。鋼とドラゴンを組み合わせることによって4個の弱点を打ち消しあうことができる(ドラゴン・フェアリー・氷・炎)ためとても理にかなっているタイプといえるだろう。

広い技範囲

ディアルガが扱う通常技とゲージ技を合わせた技範囲はとても優秀だ。通常技のりゅうのいぶきとゲージ技のりゅうせいぐん一貫性の高いドラゴンタイプの技であり、ゲージ技にはそのドラゴンタイプに耐性のあるフェアリータイプに対して有効な鋼タイプアイアンヘッドを覚えることができる。この鋼+ドラゴンの技範囲で相手の鋼タイプ以外に対しては等倍以上の打点を確保できているためタイプ一致の技範囲だけでもかなり広い。さらにその鋼タイプに対しても等倍打点となる電気タイプかみなりを覚えることもできるため非常に広い技範囲といえるだろう。

第2位:メルメタル

メルメタルメルメタル(shiny)

優秀な技範囲と技性能

メルメタルが主に使っているゲージ技のいわなだればかぢから合わせた技範囲はとても優秀だ。岩タイプに耐性のある鋼タイプに格闘タイプが有効で、格闘タイプに耐性のある飛行・虫タイプに岩タイプが有効となる。今回のマスターリーグ環境ではこの技構成の両方に耐性を持っているポケモンは存在しなかったため優秀な技範囲といえるだろう。さらにメルメタルが使う通常技のでんきショック非常に早くゲージ量をためることができるので優秀なゲージ技の範囲を存分に生かすことが可能になる。

対ディアルガへの性能が優秀

マスターリーグのトップメタであるディアルガ単体性能が非常に高く対策しづらい強力なポケモンだ。弱点である格闘・地面タイプを使おうとしてもディアルガ以外への汎用性を考慮すると動きづらい環境であるためパーティに採用しづらい。しかしメルメタルは自身が持つ鋼単タイプと格闘タイプのばかぢからを生かしてディアルガに対して有利に戦うことができる。メルメタルであればディアルガ以外の対面においてもトゲキッスへの役割をはじめとして多くの対面で一定の仕事が保証されているためパーティに採用しやすいことから高い採用率につながった印象だ。

第3位:ギラティナ(オリジン)

ギラティナ(オリジン)

技の一貫性・性能が生み出す汎用性

ギラティナが主に使っているゴーストタイプの技非常に一貫性に優れたタイプだ。今回の採用率一覧の中でもゴーストタイプに耐性のあるポケモンは34体中3体しかいないため技の通りは非常に良い環境だったといえる。
そしてギラティナの技は一貫性だけでなく性能にも優れている。通常技のシャドークローは相手にダメージを与えながらゲージを早くためることができる非常に優秀な技だ。ゲージ技には威力の高いシャドーボール少ないゲージ量で発動できてバフも狙えるあやしいかぜが使われることが多い印象だ。この二つの技を打ち分けることによりシールドを使うかどうかの駆け引きに持ち込むこともできるようになるため相手としては非常に対応しづらい。さらにカビゴンなどのゴーストタイプが通らないポケモンに対してもタイプ一致のりゅうのはどうを使うことで対応できるようになるためギラティナは非常に汎用性に富んだポケモンといえるだろう。

トップ2との組み合わせが優秀

ギラティナは自身が持つゴースト・ドラゴンタイプや技範囲により採用率トップ2のディアルガ・メルメタルとの相性が良い。二体の鋼タイプが苦手とする格闘・炎タイプをはじめとしたディアルガ・メルメタルが撃ち合いづらいポケモンたちに広く役割を持つことができる。そのためギラティナ+ディアルガギラティナ+メルメタルという形のパーティは数多く見られた。

第4位:カイオーガ

カイオーガカイオーガ(shiny)

圧倒的なステータス

カイオーガは今回のマスターリーグ環境の中でもグラードンと並んでトップのSCP(=高いステータス)を誇っている。高い攻撃力と耐久力を生かしたダメージレースはまさに種族値の暴力だ。水タイプに耐性を持っているディアルガやギラティナでさえもかなり消耗してしまうことからもカイオーガの地力の高さがうかがえる。

ゲージ技の範囲が優秀

カイオーガが覚えるゲージ技のなみのり・ふぶき・かみなりを合わせた技範囲はとても優秀だ。タイプ一致でメインとなる水タイプなみのりは等倍以上での通りがよく、その水タイプに耐性のあるドラゴン・草タイプに対して氷タイプふぶきが有効となる。そしてここまでの水+氷の範囲に耐性を持つ相手の水タイプに対して有効な電気タイプかみなりも覚えることができるのでこの三つの技を合わせた技範囲は非常に優秀といえるだろう。ふぶきかみなりは多くのゲージ量を必要するため発動するまでに時間はかかるがカイオーガの高い耐久力により打てる展開を見出すことができる

第5位:トゲキッス

トゲキッストゲキッス(shiny)

頼れる対ドラゴン性能

トゲキッスはマスターリーグ環境のトップメタであるディアルガとギラティナの両方に対して強く出られる点が非常に優秀だ。ディアルガに対してはドラゴンタイプへの耐性を生かした通常技での打ち合いに強く、ギラティナに対しては通常技のあまえるで弱点をつけるためダメージレースで優位に立てる。ディアルガとギラティナはお互いの相性補完にも優れているためこの二体の両方に仕事ができるトゲキッスは貴重な存在だ。

通常技とゲージ技を合わせた技範囲が優秀

トゲキッスが主に使っている通常技のあまえるフェアリータイプで威力の高い強力な技だ。フェアリータイプが通らない鋼タイプに対しては炎タイプのゲージ技であるかえんほうしゃを使うことにより弱点がつけるようになるためあまえる+かえんほうしゃ(フェアリー+炎)の技範囲はとても広い。さらにここまでの範囲に耐性のある相手の炎タイプに対してはバフも狙える岩タイプげんしのちからが有効なのでトゲキッスの通常技とゲージ技の範囲は理にかなっているといえるだろう。

あまえるの一貫性が強力

トゲキッスが使っている通常技のあまえる威力が高くとても強力な技だ。シールドを利用した通常技同士のダメージレースでトゲキッスを止めることは難しいため相手にとっては脅威となる。そのためシールドを使って初手対面を強引にとったり、あまえるに耐性のある鋼タイプを消耗させてトゲキッスの一貫性を作りだす戦い方が非常に強力だった印象だ。

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筆者「maro」


TN:Mar0Marr0n
ポケGOアクティビティ:バトル勝利数13万勝・捕獲数74万匹。
地上大会実績:第3回東京PvP大会優勝・第5回東京PvP大会準優勝・第7回東京PvP大会優勝。
GBL実績:pre3719・S1最高3174・S2最高3162・S3最高3280・S4最高3133

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