
GBLシーズン2総評&採用率ランキング(スーパーリーグ)
シーズン2総評 リーグ別リンク | |||
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スーパー | ハイパー | マスター(準備中) | プレミア(準備中) |
バトルリーグ(スーパーリーグ)のシーズン2期間中の計766戦のバトルを集計し、対戦相手が使用したポケモンの採用数と採用率をまとめました。
集計対象 | |
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集計期間 | 2020年5月12日(火) 〜 6月1日(月) |
リーグ | ![]() |
ランク帯 | 6以上 |
採用率ランキング
環境総評
安定のトップ3
シーズン2のスーパーリーグはシーズン1に引き続きマリルリ・レジスチル・チルタリスがトップ3を占める形となった。この3体は単体でも強いポケモンたちだが、お互いの相性補完に優れていることも相まって高い採用率につながったといえるだろう。今後のスーパーリーグはプレシーズンから環境トップに君臨し続けるこの3体に割って入るポケモンが現れるのか注目していきたい。
トップ3がより顕著に
前述したようにシーズン2のトップ3は引き続きマリルリ・レジスチル・チルタリスだったが採用率を前シーズンと比較してみると3体とも更に採用率を上げていることが分かった。具体的な数値としてマリルリが46.72%→49.22%で+2.5%、レジスチルが40.58%→42.69%で+2.11%、チルタリスが26.26%→30.81%で+4.55%となり3体を合わせると9.16%もの上げ幅となった。環境トップとして対策される場面も多い中でこのように採用率を伸ばした結果がこの3体の地力の高さを物語っている。
ヤミラミがトップ10入り!!
シーズン2ではヤミラミが採用率を大きく伸ばした点に注目したい。採用率が前シーズンは24位(2.15%)だったのに対して今シーズンは6位(9.79%)と大きく躍進する結果となった。
その要因としてはヤミラミの仮想敵であるデオキシスが採用率を伸ばした点(7位(11.52%)→5位(17.1%))があげられるだろう。デオキシスはステータスや技範囲が極めて優秀なため非常に対策しづらいポケモンだがヤミラミであれば容易に対処することが可能になる。
次に考えられる要因としてヤミラミのゲージ技であるおんがえしが注目された点があげられる。ヤミラミがおんがえしを使うことでマリルリやブラッキーなどのイカサマに耐性があるポケモンへの有効打となるため技範囲を大きく広げることができる点が非常に優秀だ。
エアームドは採用率ダウン…
前シーズンと比較してエアームドの採用率が4位(19.7%)→8位(9.14%)となり-10.56%もの下げ幅になった点に注目したい。同じ飛行タイプのチルタリスは採用率を上げたにもかかわらず何故エアームドは採用率を下げる結果となったのだろうか。その要因としてあげられるのは今シーズンから環境入りしたマッギョの存在があげられる。マッギョはエアームドに対して圧倒的に強く採用率も11位(7.05%)と環境に一定数いたためにエアームドの採用率が下がったといえるだろう。その点を踏まえるとチルタリスであればマッギョに対しても対応できるため飛行枠においてはチルタリスの優先度が高まったことから採用率に現れた結果は自然な流れといえそうだ。
来シーズンへの展望
今シーズン終了間際に技の仕様変更などの情報が発表された。その中にはレジスチルが覚える技の弱体化を示唆するものがあったため、引き続き高い採用率が維持されるのかどうか注目していきたい。さらに同じ鋼タイプを持つマッギョ(ガラル)や日本でも技の解放が可能になったシャドウポケモンが本格的に環境入りしてくるため今シーズンとは環境が大きく変わることは間違いないだろう。
第1位:マリルリ
高い耐久力
マリルリは高い耐久力を生かして幅広いポケモンたちと撃ち合える。弱点をつかれても一撃で倒れることがほとんどないため対戦の中でシールドを使わない選択肢をとることができる。これにより相手の技に縛られる(=シールドを使わされる)場面が少ないので余裕を持って対戦することができる点は心強い。
水・フェアリータイプは優秀なタイプ
マリルリが持っている水・フェアリーの複合タイプは耐性に優れている。フェアリータイプによって悪・ドラゴン・格闘といったタイプに耐性がある点は他の水タイプにない利点だ。一貫性の出やすいこれらのタイプに耐性を持つことでパーティ内での相性補完を考えるうえでも重宝される。
広い技範囲
マリルリが覚えるゲージ技にはハイドロポンプ・れいとうビーム・じゃれつくがあり三つの技を合わせた範囲は非常に優秀だ。水タイプのハイドロポンプは威力が高く等倍以上で通りやすい強力な技だ。そしてそのハイドロポンプに耐性のあるドラゴン・草タイプに有効な氷タイプのれいとうビームを併用することで相手の水タイプ以外へ等倍以上の打点を確保することができる。さらにその水タイプに対してはタイプ一致でフェアリータイプのじゃれつくが等倍で通るので三つのゲージ技を合わせた範囲はとても広いといえるだろう。
第2位:レジスチル
ロックオン+ゲージ技の範囲が強い
レジスチルが覚える通常技のロックオンはすべての通常技の中で最も早くゲージ量をためることができる強力な技だ。これによりレジスチルが覚えるゲージ消費量の多いゲージ技も使いこなすことができる。そしてゲージ技である鋼タイプのラスターカノンと格闘タイプのきあいだまを合わせた技範囲は複合タイプを除いて両方に耐性のあるタイプは存在しないため優秀な技範囲となる。
高い耐久力と鋼単タイプが優秀
レジスチルは優れたステータスにより高い耐久力を誇っている。相手の攻撃に耐えられる耐久力は対戦の中での安定感につながるため魅力的だ。さらにレジスチルがもつ鋼タイプは弱点3個に対して耐性が11個と非常に優秀なタイプであるため、もともと高い耐久力が多くの耐性により更に高く感じられるだろう。
第3位:チルタリス
りゅうのいぶき+ゴッドバードが優秀
チルタリスが使う通常技のりゅうのいぶきは威力が高いため通常技同士でのダメージレースに優れている。現環境のスーパーリーグはチルタリスに対して一方的に有利な通常技を使ってくるポケモンが少ない状況だ。そのためシールドを使いながら通常技の打ち合いに持ち込むことができれば多くの相手を突破できるため強力だ。さらにゲージ技のゴッドバードも少ないゲージ量で打てる威力の高い技なので、通常技で足りない火力を補ったり飛行タイプの仮想敵である格闘・草タイプに対して有効なゲージ技として重宝される。
トップ2との相性補完が優秀
チルタリスは今回の採用率ランキングで1位のマリルリ・2位のレジスチルとの相性補完にも優れている。マリルリが弱い草タイプ、レジスチルが弱い地面・炎タイプにチルタリスが強いため相性補完を考慮してパーティに同時採用しやすい。このように単体性能が高いポケモン同士の組み合わせが優秀なことも相まってそれぞれ高い採用率になったといえるだろう。
第4位:メガニウム
つるのむち+ハードプラントが強い
メガニウムが主に使うゲージ技である草タイプのハードプラントは少ないゲージ量で発動できて尚且つ威力が高いとても優れた技だ。さらにメガニウムはゲージを素早くためることができる通常技のつるのむちを使うことでハードプラントを連発することができる。そのためつるのむち+ハードプラントの組み合わせは等倍以上のダメージレースで相手を圧倒できるポテンシャルを持っている。
トップ2に対する有効打
メガニウムのゲージ技であるハードプラントと地震を合わせた技範囲はとても優秀だ。そしてこの二種類のゲージ技は草タイプと地面タイプなので採用率上位のマリルリとレジスチルに対する有効打となる。マリルリとレジスチルは相性補完にも優れているためこの並びの両方に有効打を持っている点はメガニウムが高い採用率になった要因といえるだろう。
第5位:デオキシス(ディフェンス)
優秀すぎる技性能・技範囲
デオキシスが主に使っている通常技のカウンターは威力とゲージ増加量に優れた非常に強力な技だ。タイプ一致ではないもののカウンターと高い耐久力を生かし格闘タイプの代用として採用されるケースも多い。更にゲージ技はサイコブースト・いわなだれ・10まんボルトを使うことができてどれも実用的な技となっている。サイコブーストはタイプ一致となる技でゲージ消費量が非常に少なく扱いやすい。発動することで能力ダウンすることを考慮しても優秀な技だ。いわなだれは通常技のカウンターに耐性がある飛行・虫タイプへの有効打となるため合わせることで優秀な技範囲となる。10まんボルトは環境トップのマリルリへの有効打となるほか、カウンターと併用することで鋼タイプへの遂行力を上げることができるため優秀だ。
抜群の汎用性
デオキシスは高い耐久力と前述した優秀な技範囲を駆使することで多くの相手と互角以上に戦うことができる。デオキシス自身のタイプと実際に扱う技のタイプが異なる場合が多いため相手としては非常に対処しづらく、デオキシスの活躍によって勝敗が決まる対戦も少なくない。幅広く対応できる抜群の汎用性は不特定多数と戦うGOバトルリーグにおいてとても頼りになる存在だ。
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