GBLプレシーズン総評&採用率ランキング(ハイパーリーグ)

maro
GOバトルリーグのプレシーズン(ハイパーリーグ)における使用率ランキングと個別解説・環境総評を記載。
プレシーズン採用率 リーグ別リンク
スーパーハイパーマスター

バトルリーグ(ハイパーリーグ)のランク9~10帯の700戦以上のバトルを集計し、対戦相手が使用したポケモンの採用数と採用率をまとめました。

集計対象
集計期間2020年2月11日(火) 〜 2月24日(月)
リーグハイパーリーグ
ランク帯9~10

採用率ランキング

順位ポケモン採用率採用数

ギラティナ(A)
46.12%327体

ラグラージ
43.58%309体

レジスチル
29.2%207体
4位
トゲキッス
17.21%122体
5位
ニョロボン
16.93%120体
5位
フシギバナ
16.93%120体
7位
カビゴン
13.4%95体
8位
ベトベトン(A)
13.12%93体
9位
クレセリア
9.45%67体
10位
ギラティナ(O)
8.6%61体
10位
リザードン
8.6%61体
12位ピクシー6.49%46体
13位フリーザー5.92%42体
14位メルメタル5.78%41体
15位ギャラドス5.64%40体
16位ラプラス5.22%37体
17位メガニウム4.23%30体
18位バクフーン3.81%27体
19位ダーテング2.96%21体
20位ハガネール2.54%18体
21位ルカリオ2.26%16体
22位ハッサム2.12%15体
22位ミュウツー(A)2.12%15体
24位オーダイル1.83%13体
25位カメックス1.69%12体
26位グランブル1.27%9体
27位キングドラ1.13%8体
28位スイクン0.99%7体
29位エンペルト0.85%6体
29位カイリュー0.85%6体
29位サンドパン(A)0.85%6体
29位バシャーモ0.85%6体
29位ヘラクロス0.85%6体

第1位:ギラティナ(アナザー)

ギラティナ(アナザー)ギラティナ(アナザー)(shiny)

優秀すぎる二つの通常技

ギラティナが覚える通常技にはりゅうのいぶきシャドークローがあるがどちらも優秀だ。この二つの技はDPT・EPTともに高水準であり通常技で相手のHPを削りながらゲージを早く溜めることができるため非常に優れた性能となっている。さらにこの二つの技はタイプが異なるため両方を考慮すると相手としては対処しづらい(どちらかの技に耐性があってももう片方が等倍以上で通る場合が多い)点も優秀だ。

ゲージ技にも優れている

ギラティナが主に使うゲージ技としてドラゴンクローげんしのちからがある。この二つの技の消費ゲージ量はドラゴンクローが35、げんしのちからが45と少ないため通常技の性能と合わせることで比較的早く発動することが可能になる。ゲージ技を早く発動できることが多くの局面で戦いを安定させることにつながってくる。ドラゴンクロータイプ一致の安定した打点として使われ、げんしのちからギラティナが弱いトゲキッスや氷タイプへの有効打になる。

げんしのちからが強力

前述した通りげんしのちからはギラティナが弱いトゲキッスや氷タイプへの有効打となったり、ドラゴンタイプとして炎タイプに役割を持てるようになるためギラティナにはとてもマッチした技だ。さらに、げんしのちからには発動すると10%の確率で攻撃力と防御力が二段階上昇する追加効果も備わっている。この追加効果が発動すればとても有利に試合を進めることができ、場合によっては不利な戦況もひっくり返すことができる。このようにギラティナメタへの有効打に加えて能力上昇の追加効果も狙えるげんしのちからは非常に強力だ。

耐久力とタイプも優秀

ギラティナは持ち前の高い耐久力により多くの局面で相手の攻撃を耐えることができるため安定して戦うことができる。高い耐久力は対戦中の選択肢を増やせることにつながるので魅力的だ。そしてギラティナが持つドラゴン・ゴーストというタイプは耐性が8種類あるので相性補完を考えるうえでも優れているため多くのパーティに採用しやすい。複合タイプだが二重弱点がないため役割破壊されづらい点も優秀といえるだろう。

第2位:ラグラージ

ラグラージラグラージ(shiny)

技の性能と範囲が優秀

ハイパーリーグで使われるラグラージの技構成は通常技にマッドショット、ゲージ技にハイドロカノンじしんが採用されることが多い。マッドショットによってゲージを早くためられるので二つのゲージ技を早い回転で打ち分けることができる。スーパーリーグと違ってヘドロウェーブではなくじしんが採用されるのはハイパーリーグのトップメタであるギラティナに対して打点を確保するためだろう。この技構成であれば採用率トップ10をはじめとする多くのポケモンたちに対して等倍以上の打点となるため優れた技範囲といえる。

弱点が一つしかない

ラグラージは水・地面の複合タイプなので弱点が草タイプのみとなっている。そのため相手が草タイプの技を持っていない場合は安定して戦うことができる。環境上位のギラティナ・レジスチル・トゲキッスに対して草技の通りが悪いためパーティに採用していない場合も多く、そういった草技に耐性がある環境上位のポケモンたちと組み合わせやすい点もラグラージにとっては追い風だったといえそうだ。

第3位:レジスチル

レジスチルレジスチル(shiny)

高い耐久力と鋼単タイプが強い

レジスチルはハイパーリーグにおいてトップクラスの耐久力を持っている。弱点をつかれても一撃で倒れることはほとんどないため相手の攻撃に耐えて反撃することができる。その点に加えてレジスチルは鋼単タイプであり11種類ものタイプに耐性を持っている。そのため、もともと高い耐久力が多くの耐性によってさらに高く感じられるだろう。耐性が豊富なことからパーティ内の相性補完や対戦中の交代受け先などで重宝される

ロックオン+ゲージ技の範囲が優秀

ロックオンすべての通常技の中で最も早くゲージ量をためられるのでゲージ技を使う上では非常に優秀だ。レジスチルが使うラスターカノンきあいだまは比較的多くのゲージ量を必要とするゲージ技なのでロックオンと相性が良い。ラスターカノンときあいだまの両方に耐性があるポケモンは環境に少ないため技範囲にも優れている。

第4位:トゲキッス

トゲキッストゲキッス(shiny)

通常技のあまえるが強い

トゲキッスが覚えるあまえるという通常技は威力が高く通常技のみで相手に大きなダメージを与えることができる。あまえるはフェアリータイプの技なので環境のトップメタであるギラティナに対して抜群をとることができるため活躍の場面は多かった印象だ。通常技のみで押していけるのでシールドが残っている状態でも仮想敵を逃さず倒すことができるのは非常に強力だ。

通常技とゲージ技を合わせた技範囲が優秀

トゲキッスが主に扱う通常技のあまえるに耐性があるタイプ炎・鋼・毒タイプの3種類だ。しかしトゲキッスが覚えるゲージ技には炎タイプに有効げんしのちから鋼タイプに有効かえんほうしゃ毒タイプの環境上位であるフシギバナに有効つばめがえし(かえんほうしゃ)があり、通常技のあまえるに耐性のあるポケモンへの有効打となるため優秀な技範囲といえるだろう。本来トゲキッスが有利な相手をあまえるで倒してから苦手な相手に有効なゲージ技をうつ流れを作り出せれば非常に強力だ。

第5位:ニョロボン

ニョロボンニョロボン(shiny)

優れた技性能と技範囲

ニョロボンが覚えるゲージ技のばくれつパンチ・れいとうパンチという組み合わせは技範囲がとても優秀だ。採用率上位60位まで考慮してもどちらかの技を等倍以上で通すことができる。そしてニョロボンはマッドショットというゲージ量を非常に早くためられる通常技を使うことでこの優秀なゲージ技の範囲を十分に生かすことができるので強力だ。

格闘打点と水ミラーに強いタイプ

ニョロボンはハイパーリーグにおいて格闘タイプでトップの採用率だ。鋼タイプへの打点であれば地面タイプの技でも構わないが採用率上位のカビゴンに対して格闘打点が有効になるため差別化は可能だろう。加えてニョロボンは水タイプでありながら格闘タイプの技をメインで使っているので水タイプミラーになったときでも水耐性を生かしてタイプ一致の格闘技で押していくことができる。このようにニョロボンはタイプと技の組み合わせがとても優秀なポケモンなのでその点を生かして活躍していた印象だ。

第5位:フシギバナ

フシギバナフシギバナ(shiny)

技性能が優秀

フシギバナが覚えるハードプラントというゲージ技はすべての技の中でもトップクラスに優秀だ。少ないゲージ消費量で発動することができるにもかかわらず威力がとても高い。もう一つのゲージ技であるヘドロばくだんもハードプラントが通らない草・炎・飛行タイプへのタイプ一致の打点として重宝される。その点に加えて通常技のつるのむちゲージ量を早くためることができるので優秀なゲージ技との相性が良い。このように通常技・ゲージ技の両方に優れているため非常に強力なポケモンだ。

圧倒的にラグラージに有利

フシギバナは採用率2位のラグラージに対して圧倒的に強い点は魅力だろう。ラグラージは優秀な技性能を持っていて弱点が草タイプしかないためパーティに草技を採用していない場合にパーティを大きく崩されてしまう恐れがある。しかしフシギバナを採用することで容易に対処することが可能になる。ほかにも採用率5位のニョロボンに対してもフシギバナは強いため水タイプへの回答として活躍する場面は多かった。

環境上位との補完に優れた複合タイプ

ハイパーリーグのトップメタにはギラティナ・レジスチルといったポケモンたちがいるがフシギバナが持つ草・毒タイプこれらのポケモンたちとの相性補完に優れている(レジスチルが弱い地面・格闘タイプにフシギバナが強く、フシギバナが弱い飛行・エスパータイプにレジスチルが強い。またギラティナが弱いフェアリータイプにフシギバナが強く、フシギバナが弱い炎タイプにギラティナが強い)。そのためパーティのバランスを考えるうえでもフシギバナは優秀といえるだろう。

環境総評

ギラティナ・ラグラージの2強時代

採用率ランキングからも読み取れるようにハイパーリーグにおいてはギラティナラグラージがとにかく強かった。この二体は[単体でも十分に強いが相性補完にも優れているため組み合わせることによって更に力を発揮することができる(ギラティナが弱い鋼タイプ・ベトベトン(アローラ)にラグラージが強く、ラグラージが弱い草タイプにギラティナが強い)。そのためパーティの形としてギラティナ+ラグラージ+αという並びは数多く見受けられた。

耐久力重視のリーグ

ハイパーリーグはスーパーリーグに比べると実用的なポケモンたちの攻撃力に対して耐久力が上がっているため相手の攻撃に耐えたり再交代がしやすかった印象だ。例えば、スーパーリーグにおけるレジスチルからラグラージへのきあいだまのダメージは84(60.4%)。それに対してハイパーリーグにおける同様の対面でのきあいだまのダメージは86(48.0%)とラグラージのHP100%に対して12.4%も減少している。同じ対面でラグラージからのハイドロカノンもスーパーリーグでは40(30.3%)、ハイパーリーグでは42(25.9%)と減少している。このように使用するポケモンと技は同じでもダメージの割合が変わってくるので実戦の中で対応する必要があっただろう。

スーパーリーグに引き続きランクイン

今回、採用率が上位だったラグラージレジスチルだが実は前回のスーパーリーグの採用率においてもトップ5にランクインしている。なぜリーグが変わっても引き続き使われているのだろうか。その要因としてはタイプと技性能が変わらないことがあげられる。リーグが変わるとステータスに違いは出てくるが、ある程度の適性があれば実用可能だ。それよりもポケモン自体が持っているタイプと技性能は変えることができない要素なのでとても重要になってくるといえる。そういった観点から今回採用率1位だったギラティナが何らかの形でCP1500以下で実装された場合はスーパーリーグの環境に大きな影響を与えるかもしれない。

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筆者「maro」


TN:Mar0Marr0n
ポケGOアクティビティ:バトル勝利数13万勝・捕獲数74万匹。
地上大会実績:第3回東京PvP大会優勝・第5回東京PvP大会準優勝・第7回東京PvP大会優勝。
GBL実績:pre3719・S1最高3174・S2最高3162・S3最高3280・S4最高3133

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