GBLシーズン1総評&採用率ランキング(ハイパーリーグ)

maro
GOバトルリーグのシーズン1(ハイパーリーグ)における使用率ランキングと個別解説・環境総評を記載。
シーズン1 総評
スーパーハイパーマスター

バトルリーグ(ハイパーリーグ)のシーズン1期間中の計1013戦のバトルを集計し、対戦相手が使用したポケモンの採用数と採用率をまとめました。

集計対象
集計期間2020年3月28日(土) 〜 4月9日(木)
リーグハイパーリーグ
ランク帯9~10

採用率ランキング

順位ポケモン採用率採用数

ギラティナ(A)
48.57%492体

ラグラージ
39.68%402体

レジスチル
35.83%363体
4位
ミュウツー(A)
17.97%182体
5位
ニョロボン
16.39%166体
6位
ベトベトン(A)
15.1%153体
7位
トゲキッス
12.24%124体
8位
ピクシー
10.66%108体
9位
カビゴン
10.27%104体
10位
フリーザー
7.8%79体
11位フシギバナ7.5%76体
12位リザードン7.21%73体
13位クレセリア7.01%71体
14位ラプラス6.42%65体
15位ギラティナ(O)6.22%63体
15位メガニウム6.22%63体
15位メルメタル6.22%63体
18位ギャラドス5.33%54体
19位ダーテング4.15%42体
20位バクフーン2.76%28体

環境総評

安定のトップ3

シーズン1の採用率上位3体はプレシーズンと同様ギラティナ・ラグラージ・レジスチルが占める形となった。この3体は単体でも強力なポケモンたちだが、お互いの相性補完にも優れていることも相まって高い採用率となった印象だ。今後のハイパーリーグはこの3体に割って入るポケモンが現れるかどうか注目していきたい。

新勢力!アーマードミュウツー

今回のシーズン1で最も注目されるべき点は新たにランキング入りを果たしたアーマードミュウツーの存在だろう。プレシーズン中には覚えることができなかったサイコブレイクを習得したことにより一気に採用率を上げた形となった。もともとステータスには恵まれていたポケモンだったため高性能なタイプ一致技のゲージ技の価値は非常に大きかったようだ。技範囲が優秀で等倍以上のダメージレースで圧倒的な性能を誇るため今後の活躍にも注目していきたい。

プレシーズンとの比較

前述したアーマードミュウツーの参入に伴った環境の変化が採用率上位の中でも見受けられた。まずはフシギバナプレシーズンと比較して5位(16.93%)→11位(7.5%)と半数以下の割合となった点があげられる。同じ草タイプのメガニウムが採用率を17位(4.23%)→15位(6.22%)と上げていることから草タイプの採用が減ったのではなくアーマードミュウツーに弱点をつかれるフシギバナが動きづらい環境に変化したということだろう。
それに対してベトベトン(アローラ)8位(13.12%)→6位(15.1%)と採用率を上げる形となった。もともとベトベトンはギラティナ・クレセリアといったポケモンたちに役割を持っていたが新たに環境入りしたアーマードミュウツーに対しても強いため活躍の場が増えたことが採用率アップにつながったのだろう。

シーズン途中で仕様変更!?

今回のシーズン1ではハイパーリーグの期間中に技の仕様変更が行われて対戦環境に大きな影響を与えた。最も注目されたのは採用率トップのギラティナが使っていたげんしのちからの威力が低下したことだ。げんしのちから氷・飛行・炎タイプなど有効な仮想敵も多く、バフにより勝ち筋が拾える非常に強力な技だったためギラティナが弱体化したとの意見も多かった印象だ。それに伴って仕様変更後は下方修正されたげんしのちからよりもかげうちを使うギラティナが増えていたがギラティナ自身の採用率に大きな影響はなかった。その要因として考えられるのはげんしのちからよりもかげうちを使うことで環境上位のレジスチル・アーマードミュウツーに対して有利に戦えるようになったことがあげられる。タイプ一致のかげうちは環境的にも実用的だったことで新たな活躍が見込まれるようになったため高い採用率を維持できたといえるだろう。ギラティナの技構成がかげうちに移行してからの環境はまだ日が浅いため今後のハイパーリーグの環境の変化に注目していきたい。

第1位:ギラティナ(アナザー)

ギラティナ(アナザー)ギラティナ(アナザー)(shiny)

高い耐久力と優秀なタイプ

ギラティナ高水準の耐久力を生かして多くのポケモンと撃ち合うことができる高い耐久力により相手の攻撃に縛られる(=シールドを使わされる)場面が少ないため対戦中にとれる選択肢が多いは魅力的だ。そしてギラティナが持つゴースト・ドラゴンという複合タイプは耐性が8個もあるためパーティ内で相性補完を考えるうえでも重宝される。特にハイパーリーグで猛威を振るっているハイドロカノン・ブラストバーン・ハードプラントといった御三家ポケモンが扱う強力な技の一貫を切ることができる点は非常に優秀だ。

優秀な通常技とゲージ技

ギラティナが覚える通常技のりゅうのいぶきシャドークローはどちらも非常に優秀だ。この二つの技は威力が高くゲージの増加量にも優れているため相手にダメージを与えながら素早くゲージをためることができる。さらにこの二つの通常技はタイプが異なるためどちらかのタイプが等倍以上で通ることがほとんどなので非常に対策されづらい。そしてゲージ技のドラゴンクロー・かげうち・げんしのちからはいずれもゲージ消費の少ない技なので優秀な通常技と併用することで早い回転で連発することができるため常に安定した戦いが可能になる。

第2位:ラグラージ

ラグラージラグラージ(shiny)

マッドショット+強力なゲージ技

ラグラージが覚えるマッドショットという通常技は非常に早くゲージをためることができるのでゲージ技との相性がとても良い。さらにゲージ技のハイドロカノンじしんは両方ともタイプ一致で打てる威力の高い技なのでマッドショットとの組み合わせは非常に強力だ。特にハイドロカノンゲージ消費量が少なく、それに対する威力が非常に高い破格の性能を誇っているためこの技を連発できることがラグラージの採用理由といっても過言ではないだろう。

弱点が一つしかない優秀なタイプ

ラグラージは水・地面という弱点が一つしかない優秀な複合タイプを持っている。そのため相手が草タイプの技を持っていなければ安定した戦いが可能になる。似たような役割を持つ同じ水タイプのニョロボンと比較してもフェアリー・エスパーなど環境に一定数いるポケモンたちから弱点をつかれない点は優秀といえる。草技を採用していないパーティも少なくないためラグラージは多くの場面で安定した活躍を見せていた印象だ。

第3位:レジスチル

レジスチルレジスチル(shiny)

高い耐久力と鋼単タイプが優秀

レジスチルハイパーリーグの中でもトップクラスの耐久力を誇っている。弱点をつかれても一撃で落ちることはほとんどないためシールドが無くても行動回数が保証されている点は非常に心強い。さらにレジスチルが持っている鋼タイプ耐性が11個もあるので、もともと高い耐久力が実戦ではさらに高く感じられるだろう。

ロックオン+ゲージ技の範囲が優秀

レジスチルが使うロックオンという通常技はすべての技の中で最も早くゲージをためることができる強力な技だ。レジスチルが使うゲージ技のきあいだまラスターカノン消費ゲージが多い技なのでロックオンとの相性が良い。ラスターカノンときあいだは複合タイプを除いて両方に耐性があるタイプはないので技範囲にも優れている

天敵もお構いなし

採用率トップ5にはレジスチルが苦手とする2位のラグラージ(39.68%)と5位のニョロボン(16.39%)がランクインしている点に注目したい。この二体はレジスチル対策としてパーティに採用されることが多いが、合わせて半数を超える採用率となっていることを踏まえるとそれだけレジスチルが警戒されているということだろう。そのような天敵が蔓延する環境においても35.83%と高い採用率を維持しているのはレジスチルの地力の表れだろう。

第4位:アーマードミュウツー

アーマードミュウツーアーマードミュウツー(shiny)

ねんりき+サイコブレイクが強い

アーマードミュウツーが使っている通常技のねんりき威力が高く通常技のみで相手のHPを削っていくことができる強力な技だ。そして現時点ではミュウツー専用のゲージ技であるサイコブレイクゲージ消費が少なく威力が高いトップクラスに優秀な技となっている。ねんりきのゲージ増加量は平均的なものであるためゲージ消費の少ないサイコブレイクとの相性も抜群だ。このようにタイプ一致で高威力の技を駆使するアーマードミュウツー等倍以上のダメージレースにおいて圧倒的な性能を誇っている

ゲージ技の範囲が優秀

アーマードミュウツーが主に使っているゲージ技のサイコブレイク・ばくれつパンチ・じしん合わせた技範囲はとても優秀だ。エスパータイプのサイコブレイク広範囲に等倍以上で通せるタイプ一致の強力な技であり、そのエスパータイプに耐性のある鋼・悪タイプに対しては格闘タイプのばくれつパンチ有効となる。同じエスパータイプのクレセリアと比較しても格闘技を使える点は大きなメリットとなる。さらにじしんはハイパーリーグ環境上位の悪タイプであるベトベトン(アローラ)やエスパータイプのミラーにおいて有効なのでこの三つを合わせた技範囲は非常に優秀といえる。

第5位:ニョロボン

ニョロボンニョロボン(shiny)

技性能と技範囲が優秀

ニョロボンが主に使っているゲージ技のばくれつパンチれいとうパンチ合わせた技範囲はとても広い採用率60位まで考慮してもどちらかの技が等倍以上で通るため非常に広い技範囲といえるだろう。特に環境トップのギラティナ+レジスチルの並びの両方に対して弱点をつける点はとても魅力的だ。さらに通常技のマッドショットゲージ量を非常に早くためられるので優秀なゲージ技の範囲を十分に生かすことができる

トップ3に対して互角以上

ニョロボン採用率トップ3のギラティナ・ラグラージ・レジスチルの並びに対して活躍が見込めるためとても頼りになる。ギラティナに対してマッドショット+れいとうパンチで互角に応戦することができ、レジスチル・ラグラージに対して水・鋼耐性ばくれつパンチで有利に戦うことができる。このトップ3は他を圧倒する採用率でありお互いの相性補完にも優れているため三体すべてに一定の仕事ができるニョロボンは貴重な存在となる。ただし今シーズンから環境入りを果たしたアーマードミュウツー大きく隙を見せてしまうデメリットもあるので今後のニョロボンの採用率には注目したい。

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筆者「maro」


TN:Mar0Marr0n
ポケGOアクティビティ:バトル勝利数13万勝・捕獲数74万匹。
地上大会実績:第3回東京PvP大会優勝・第5回東京PvP大会準優勝・第7回東京PvP大会優勝。
GBL実績:pre3719・S1最高3174・S2最高3162・S3最高3280・S4最高3133

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